Pixel 7 ProでTensor G2を使っていると、次に買い替える時のG5やG6で何が変わるのかが気になります。特に知りたかったのは、今感じているゲームの軽いもたつきや、普段の操作感がどこまで変わるのかです。
Tensorは、CPUやGPUだけでなく、AI処理を担うTPU、画像処理、音声処理、セキュリティなどをまとめたPixel向けのSoCです。Googleはベンチマークの数字だけではなく、カメラ、翻訳、音声認識、オンデバイスAIといったPixel上の機能と一緒に説明してきました。
最初に集めた情報には、Google公式ページで確認できないCPUやGPUの仕様も混じっていました。その情報だけで「G5で十分」「4年使える」とまでは言えません。
Google公式の発表、Google Storeの仕様ページ、更新サポートの案内を順に見ました。そこに書かれていない内部仕様は、分からないままにしています。
Tensorだけでは次のPixelを決められなかった
G6はG5より新しく、GoogleはCPUやTPUなどの改善を公表しています。しかし、Google公式が示しているのは、Pixel上の特定の体験やGoogle社内測定の結果です。G5とG6のゲーム性能、発熱、電池持ちを同じ条件で比べた数値ではありません。
そのため、公式情報だけを根拠に「G6ならゲームが快適」「G5で4年間は余裕」とは言えません。Tensorが新しいという理由だけで、Pixel 11に決めるのはやめました。
| 項目 | Tensor G5(Pixel 10) | Tensor G6(Pixel 11) |
|---|---|---|
| CPU | GoogleはTensor G4比で平均34%高速と説明 | GoogleはTensor G5発売時比で、ウェブ閲覧が25%高速、アプリ起動が15%高速と説明。Google社内データと試作機による測定 |
| TPU / オンデバイスAI | Pixel 9シリーズ比でTPUが最大60%強力。Gemini Nanoは特定用途で2.6倍高速、2倍効率的と説明 | TPU演算量が50%増。Tensor G5比で、特定のオンデバイスAIタスクは最大3.5倍高速・最大3.5倍省エネルギーと説明 |
| GPU、CPUコア数、最高クロック | 今回確認したGoogle公式資料では、型番・コア数・クロックを確認できなかった | 今回確認したGoogle公式資料では、型番・コア数・クロックを確認できなかった |
数値はGoogleの公表値であり、私が実機で測った値ではありません。また、比較対象や測定条件は項目ごとに異なります。CPUの平均速度、ウェブ閲覧、Gemini Nanoの特定機能を一つのベンチマークのように横並びで比べることはできません。
Pixel 7 ProのG2から、Tensorはどう変わった?
GoogleがTensorを初めて搭載したのは、2021年のPixel 6とPixel 6 Proの時です。
Google自身は、TensorをAI、機械学習、画像処理、音声処理、セキュリティをPixelへ最適化するための独自SoCとして説明しています。
| 世代 | 登場年 | 主な搭載Pixel | Google公式が強調したこと |
|---|---|---|---|
| 初代 Google Tensor | 2021年 | Pixel 6 / 6 Pro | Google初のPixel向け独自SoC。音声、翻訳、画像・動画処理、Tensor security coreを組み合わせた |
| Tensor G2 | 2022年 | Pixel 7 / 7 Pro | Pixel 7 Proが搭載する第2世代。写真、通話、翻訳、音声認識などを支えると説明 |
| Tensor G3 | 2023年 | Pixel 8 / 8 Pro | CPU、GPU、ISP、DSP、TPUの各サブシステムを更新し、オンデバイス生成AIを強調 |
| Tensor G4 | 2024年 | Pixel 9シリーズ | Google DeepMindと設計。アプリ起動やウェブ閲覧などの日常利用と、Gemini Nano with Multimodalityを強調 |
| Tensor G5 | 2025年 | Pixel 10シリーズ | TSMCの先進3nmプロセス、TPUとCPUの向上、オンデバイスGemini Nano、ISPの更新を強調 |
| Tensor G6 | 2026年 | Pixel 11シリーズ | CPU、TPU、ISP、Titan M3とのセキュリティ統合を強調 |
Pixel 7 ProのTensor G2から見れば、Googleが各世代で一貫して前面に出しているのは、カメラ、音声、翻訳、オンデバイスAIの体験です。「ベンチマークの数字で勝つ」というより、Pixelの機能をどう変えるかを説明しているように見えます。
ただし、これはGoogleの発表内容から受けた印象です。他社SoCより性能が低い、あるいは高いという結論ではありません。
Tensorより先に、重さと容量を決める
Pixel 7 ProはTensor G2搭載機で、Googleの案内では米国Google Storeで最初に販売された日から5年間のOS・セキュリティ更新対象です。GoogleはG5とG6について複数の改善値を公表していますが、世代名だけでは、その変化が私の困りごとに効くかまでは分かりません。
買い替えでは、こうします。
- 公式にないCPUコア数やGPU型番を、確定仕様として使わない。
- G6という名前だけで、ゲーム性能や発熱が大きく改善すると考えない。
- 買い替えではTensorの世代だけでなく、256GBのストレージ、価格、重さも一緒に見る。
Pixel 10か11かという機種名までは決まりませんでした。でも、「Tensorが新しいから11」という選び方はしません。次のPixelをどう選ぶかは、Pixel 7 Proの次はProを買わない。11月まで待つことにしたに書きます。
確認した公式情報
確認日: 2026-09-07

コメント