UI/UX Pro Maxを前提に、Antigravityへ受注一覧の見直しを頼みました。「v2 モダン」は見た目が変わりましたが、上部の大きな集計、グラデーション、文字アイコンがまだ気になる。これは見やすいのか?
同じ1366×768でCodexに比べさせると、完全に見える行は標準でv1の8行からv2の6行へ減っていました。高密度も12行と8行。詳細と一括操作の置き方は変わった一方、件数と絞り込みが合わないところも残りました。
実務とは無関係の検証用プロジェクトです。2026年10月5日、同じ15,000件の架空受注で比べています。前日のスキル導入と既存v1の改修は、前の回に分けました。
最初はレビュー、その後でゼロベースの見直しを頼んだ
最初の依頼はレビューです。スキルを明示し、環境に合うパスを使い、作業ガイド・README・設計原則・前日の比較も読むよう指定しました。次は実際に送った内容の要点です。
UI/UX Pro Maxを使って、現在の受注一覧画面をレビューしてください。
今回は分析と改善案の提示まで進めてください。
SKILL.mdを明示的に読み、実際の配置先の検索スクリプトを使ってください。
使用したスキル、検索語、結果、採用・見送りの理由を報告してください。
対象は日本語の業務用受注一覧です。
各改善案には「何を変えるか」「なぜ変えるか」「どう確認するか」を添えてください。
画面で確認したこと、コードから判断したこと、未検証のことを分けてください。
今回はファイル変更・commit・pushを行わないでください。
パスや読む資料まで指定する、再利用用の詳しい依頼例
CodexとAntigravityはプロジェクト内の.agents/skillsを扱います。Codexの公式資料、Antigravityの公式資料も確認しました。同じプロジェクトを開くことが前提で、Windows側の別コピーへWSLの配置が自動で入ることはありません。
以下は最初の指示を短くした再利用用の例です。今回の分析対象と、レビューで止める範囲も明示します。
UI/UX Pro Maxを使い、現在の受注一覧をレビューしてください。
今回は分析と改善案の提示までです。
プロジェクトの作業ガイド、README、設計原則、設計を決めた理由のメモを読んでください。
プロジェクト内の .agents/skills/ui-ux-pro-max/SKILL.md を明示的に読み、
scripts/search.py を実際の絶対パスで実行してください。
CLAUDE_PLUGIN_ROOTは使わず、実行環境に合うパスを確認してください。
対象は日本語の業務用受注一覧です。
使用したスキル、検索語、結果、採用・見送りの理由を報告してください。
用途が違う検索結果は、理由を残して見送り、
一般指針へ切り替えた場合はそのことを明記してください。
配置・色・文字サイズ・余白・検索・行クリック・メニュー・
ステータス表示・ノートPCでの表示領域を評価してください。
画面で試したこと、コードから判断したこと、未検証のことを分けてください。
今回はファイル変更・commit・pushを行わないでください。
レビューの後に、設定の切替と見た目への不満を追加しました。
うーん、まず高密度とかの設定が切り替えるとリセットされる。基本的に残るようにして。切り替え後に設定が変わると混乱する。
v2モダンのほうだが、もっとモダンにできない?既存機能にとらわれすぎている気がする。一度ゼロベースで考えなおして。
今のv2は、こうした追加指示も経た版です。比較するv1にも、CodexがPro Maxの一般指針を参照して直したラベル・選択・詳細操作が入っています。エージェント、指示、機能、文字サイズが異なる二つの画面を比べています。
同じノートPC相当の表示領域で並べてみた
v1は最上部の検索、件数付きの絞り込み、操作欄、表の順です。

v2には、総額・総件数・未処理・遅延/至急のカードが増え、顧客名に頭文字や取引区分も入りました。

検索・メニュー開閉・ページ分割は元からある機能です。変わったのは、サマリーの大きさと役割、行内の見せ方、操作の場所。未処理カードは押せますが、総額は表示だけです。
「もっとモダンに」で見た目はかなり変わりました。でも、気になっていた上部サマリーが、表のための縦幅を使っています。受注を探す間、総額を常に大きく出す必要があるのか。ここはまだ迷います。
高密度でも、同じ行高ではなかった
v1とv2を同じ表示領域で撮りました。


密度とデータのシナリオは親画面で共有し、高密度+16件の通常データでv2→v1→v2と切り替えても残りました。一方、再読込では高密度だけ保存され、シナリオは15,000件、画面はv1へ戻ります。v2のURL同期が版指定を消す不具合です。
表示には標準52px・高密度36pxとあっても、描画したv2の先頭行は65px・53pxでした。v1は52px・36px。v2は顧客名と取引区分の2段表示で、上下の余白もあります。表本文もv1の14pxに対しv2は13pxで、ID・補助文字には別指定がありました。
Chrome 145、DPR 1。同じ15,000件・25件表示・ID降順、メニュー閉、条件・選択・詳細なし、画面と表は先頭。列見出しの下から表と画面内に上下とも収まる行だけを数え、切れた行は除外しました。各条件1回の観測です。
| CSS上の表示領域 | 密度 | v1 | v2 |
|---|---|---|---|
| 1366×768 | 標準 | 8行 | 6行 |
| 1366×768 | 高密度 | 12行 | 8行 |
| 1440×900 | 標準 | 11行 | 8行 |
| 1440×900 | 高密度 | 16行 | 10行 |
設計記録の「8行から10行、25%増」とは合いませんでした。操作欄を1段にしても、カードと行の情報が増えれば、全体の行数は減ります。設定ラベルや記録の評価文だけでは判断できず、実画面を見る必要がありました。
ページ操作・検証設定まで含めた全体画像
v1は表内で縦スクロールします。

v2は25行を並べてページ全体が伸びます。こちらは画面外まで含めた画像です。

詳細と一括操作は、置く場所が変わった
v1の詳細は右側へ情報を順に並べた形です。

v2は基本サマリー、取引・決済、進行タイムラインの3タブと、ステータスの変更欄が付きました。

処理中から出荷済みへ変えると一覧へ反映し、閉じて「元に戻す」で処理中へ戻りました。変更は画面内で、サーバー保存と出荷確定は未実装です。与信審査などの工程・日付・取引条件にも仮置きがあり、実履歴を取得する機能はこれからです。
v2のタイムライン表示

一括操作は、v1では表の前、v2では下へ浮く形です。


1件選ぶと表の上端はv1で48px下がり、v2は変わりませんでした。ただ、浮いた操作欄は一覧の手前を使います。表が動かなくても行が隠れるのは気になります。
スキルを使っても、件数と操作は確かめる必要があった
Codexに実際の操作で確かめさせた結果です。
| 操作 | v2で出た結果 |
|---|---|
| 未処理カードを押す | 表示どおり281件 |
| 遅延・至急443件のカードを押す | 結果は14,866件で、出荷済みも含む |
| ORD-25000を選び、ORD-24999を検索 | 行が消えても1件選択中のまま |
| その検索を解除 | ORD-25000のチェックが復活 |
| 1件をレビュー指定し、対象タブを押す | 結果は15,000件のまま |
| 検索したままデータのシナリオを変更 | ヘッダーに検索語が残る |
遅延・至急は、集計が出荷済み・キャンセルを除く一方、絞り込みは納期の上限だけ。10月3日固定の判定日で、同じ表示から異なる対象へ進んでいました。
総額カードの「+14.2%」は前期比を計算した値ではなく固定表示です。検索しても総額と件数は全受注のまま。上部サマリーが何を伝える部品かも決め直したいです。
グラデーションと文字アイコンは、まだ納得していない
頭文字を色付きで囲み、状態の前へ丸を足す。それが見分ける助けになるのか。見た目を増やしただけになっていないか。
頭文字と絵文字・記号のアイコンが混在し、今回の撮影環境では一部が四角にも見えました。使った固定版SKILLには、絵文字でなくSVGを使う指針もあります。どの提案を採ってこの部品になったか、その理由も見直したいです。
51件の検査と、この比較版に残った確認項目
保存前のCodexによるlint・51操作テスト・型検査・ビルドは成功しました。内訳はv1が43件、v2が8件です。
両版・両密度で通常、読み込み中、0件、失敗を確認。失敗の再試行は同じ設定なら失敗し、通常へ切り替えると復帰します。v2には320/720px幅のページ全体の横はみ出し、モックを含む大きなファイルの警告が残りました。200%ズーム、読み上げ、タッチ、長時間使用は今後の対象です。
スキルは使えた。では、画面は使いやすいか。カードを常設する意味、行高、文字とアイコン、件数と操作の一致を見ると、まだしっくりきません。
汎用の指針はPro Maxへ任せ、必要な差分だけ追加する方針は保ちます。ただ、独自スキルへ移す前に、今の画面で何が必要かをもう少し試したい。次は表をたくさん見たい方向へ、v3を作っていきます。
確認した情報
作業・比較は10月5日、公式資料は10月17日再確認。Windows上のWSL2のLinux側プロジェクトで、Codexが撮影・計測・操作検証しました。Antigravityで前提にしたスキルと、各作業で実際に採った検索結果の追跡は区別し、後者には未確認が残ります。複数の指示と実装が変わった画面比較で、スキル単独の効果や実業務の使いやすさは別途確かめる対象です。
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前の記事:AIで作る業務UI/UX 03:UI/UX Pro Maxを導入。操作は直ったが、表示行は増えなかった
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「AIで作る業務UI/UX」の記事一覧(読む順)
- AIで作る業務UI/UX 01:受注一覧を作らせたら、やっぱりしっくりこなかった
- AIで作る業務UI/UX 02:受注一覧の余白・検索・詳細を直し、15,000件で試した
- AIで作る業務UI/UX 03:UI/UX Pro Maxを導入。操作は直ったが、表示行は増えなかった
- AIで作る業務UI/UX 04:UI/UX Pro Maxで受注一覧v2を作った。でも、まだしっくりこない(この記事)
- AIで作る業務UI/UX 05:受注一覧v3をExcel・TUIに寄せた。でも、まだ惜しい

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